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ポートランドの様々なブランドを紹介するPOP UP PORTLAND。
昨年に引き続き、ポートランド開発局の山崎さんのお誘いを受けまして。
ちなみに山崎さんは『ポートランド-世界で一番住みたい街をつくる-』という本もこの度、ご出版されました。読むのが楽しみ!
会場に行くと、TRAVEL PORTLANDの手がける新たなキャンペーン『オドナロトゥープ』のブースも!
友人のグレッグ(彼はTRAVEL OREGONに勤めています)にも会えました。
かっこいい、このアナログレコード!
今回のキャンペーン用に作ったそうです。
ブースではずーーとあの歌が流れ続けていました(笑)
「オドナロトゥープ、オドナロトゥープ♪」
今回のPOP UP PORTLANDで特に気になった2つのブランドをご紹介します。
まずは、『OROX LEATHER』!
OREGONとOXACA(メキシコのオアハカ州)の名前からとったというこのブランド名。
基本的には男臭い無骨な革製品で、どれも使い込んでいく過程のエイジングがものすごく楽しめるものばかり!
4代に渡って革加工技術が受け継がれる、まさにな”クラフトマンシップ”に溢れたブランド。
今回来ていたMartinのお父さんが今はメインでお店を切り盛りしていて、しかも昔、栃木県で革職人として働いていたんですって。
メキシコに帰ってから日本食レストランとかも経営してた時期があったみたい。
だからかMartinもものすごく日本の味やカルチャーにはとても親しみを持ってます。
4代にわたって加工技術は継承されてるんですが、「OROX」というブランド自体は1993年から。
ビジネス、一旦始めたら簡単にやめたくないもの、そのためには何を自分たちはしたら良いのか?
自分が持てる情熱を全てそそぎこむ、始めたからにはずっと続ける。
ずっと物を作ることが好きだった。お父さんと話し合い、お父さんがおじいちゃんから受け継いでた加工技術をMartinも一から学び、家族で一緒にブランドを立ち上げたそうです。
ブランド立ち上げから20年以上経っているけれど、今でも家族と少ない従業員で一つ一つを丁寧に作っているとのこと。
続いては、ポートランドのあらゆる”クラフトマンシップ”を支えているブランド、『HAND EYE SUPPLY』。
このイベントに来ていたミュージシャンのような風貌の Tobiasは、ブランドが出来た時、最初に雇われた人で今はブランドマネージャー。
と言ってもこちらも従業員7人とスモールビジネスを展開。
DIYをサポートする工具やエプロンやワークウェアを作ってるんですが、昔ながらの汗食いイメージ(要はダサいもの)から脱却し、洗練されたワークウェアを手がけています。
プロ、アマチュア問わず物作りをするクラフトマンたち(レストランのシェフなども!)とじっくり話をして、彼らの使いやすいもの、欲しいものを提供する。
このようにどんどん地域の物作りのコミュニティに関わる。
その輪がどんどん広がりクリエイティブワークコミュニティへと発展していく。
お店で飾る写真やウェブに載ってる写真などのモデルは全て自分たちの地元のお客さん。
今ではブランドを展開するだけじゃなく、自分たちが面白いと思う人(どんなジャンルでも)をお店にゲストスピーカーとしてよんで、地域の人たちと一緒に学ぶという「Curiosity Club」ってのも開催しているそうです。
オンラインでチェックできるようにもしていて、はじめてから既に100人以上のスピーカーを招いてるんですって。
今ご紹介した『OROX』や『HAND EYE SUPPLY』のように、ポートランドのブランドは、「好きなこと」「ずっと続けること」「地域のためになること」を徹底して考えています。
お金の関係だけじゃ築けない、もっと大切なことを自分たちのプロダクトに反映させているんです。
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