レッドさんと行く、オレゴンワインカントリー!

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オレゴン州はワインカントリー!

オ州酒を手がけるレッドさん曰く、「全米のワイン生産量の1%にも満たない量だけれども、「Wine Spectator (ワインスペクテイター)」っていうワイン専門雑誌がランク付けする90点以上のワインの20%はオレゴンワインです」と。

完全に量よりも質なオレゴンワイン。

実際、小規模でやってるワイナリーが多いみたいです。

ちなみに、僕らがイメージしてるワイナリーってぶどう畑があってそこでワインも作ってるってものですが、実は、 ”Winary”ってのはワインを作る醸造所のことであって、必ずしもぶどう畑も所有してるとは限らないそうです。

ぶどう畑は単純に”Vineyard”って言うそうで、”Winary”の中には自分たちの理想のワインを作れそうなぶどうを作る”Vinyard”と提携をして彼らから仕入れているってところも多いそうです。

大きな土地を所有する必要がないからこそ、小規模ワイナリーだったり、ポートランド市内の”Urban Winari”(アーバン(都市型)ワイナリー)が実現するわけですよね。

レッドさんがまず連れて行ってくれてたのは、まさに、このスタイルでワインを作ってらっしゃる芝明子さんという日本人生産者のもと!

芝さんは、9年前からオレゴンでワインの生産を始められたそうです。

旦那さんのお名前、 Wichernさんと芝さん(Shiba)の名前をくっつけて、”Shiba Wichern (シバ・ウィチャーン)”という名前でワインを作ってらっしゃいます。

小規模ワイナリーと行っても色々な形があって、芝さんはいわゆる自分のワイナリーではなく、もう90歳を超える方がオーナーのワイナリーを借りていて、しかも芝さんだけじゃなく数人がこのワイナリーをシェアしているそうです。

しかも目の前に広がるぶどう畑のぶどうを使うのではなく、ぶどうは違う畑の区画を借りて育て、収穫したものをこのワイナリーに持ってきて最終的にワインを作り上げていくというスタイル。

これまた面白いなぁって思ったのが、その収穫なんですが、普通はぶどうの収穫のために人(主にメキシコ人が多いそう)を雇って、一気に収穫してしまうんですが、芝さんは収穫の時期になると、旦那さん、旦那さんのご両親、そして、自分たちの友人みんな総出で手伝ってもらってやってるそうです。

もちろんレッドさんもその一人(笑)

「収穫はもちろん大変だけど、ワインが出来上がったら芝さんはいつもワインパーティーしてくれるから、それが楽しみでね!」

レッドさん、これまたハッピーな笑顔で語ってくれました。

芝さんのワイン講座は本当に勉強になりました。

全部を書ききれないですが、ぶどうの茎まで全部入れる「全房」でワインを作るとどうなるとか、自然派ワインとは、バイオダイナミックワインとは、天候がもたらす影響(だからこそ毎年どんな夏だったかを詳しく覚えているそう)、酵母の働き、樽の中のワインの動き方、または樽を使わない保存方法・・などなど。

とにかく言葉一つ一つにパッションをすごく感じる方でした!

まだ仕込み中の樽の中から少量組み上げて、それを試飲させてくださったり!!

野性味溢れる香りと味わいでした。

その後はまた違うワインの試飲を、チーズやフルーツと共に・・・!

ご用意してくださったのは、芝さんやレッドさんのお友達で、僕もfacebookでは以前からお友達になっていたふみ子さん。

Noren Portlandというポートランドの情報を日本語で発信しているサイトのお仲間です。

Noren meets “Love It, Portland” !

ね、ここでもレッドさんがおっしゃってたポートランドならではの”コラボ”が実現。

芝さん、ウィチャーンさん、ふみこさん、ありがとうございました!

芝さんのところでワインのお勉強をした後、今度は『Pennerash (ペナーシュ)』という少し規模の大きなワイナリーへ。

ここではただただ壮大な自然に身を委ねながら、酔っ払う(笑)

写真では伝えきれないんですが、僕が今までオレゴンの数々の景色を眺めてきた中で、5本の指に入るものでした!

それを自分の視界いっぱいに”独り占め”しながら美味しいワインを飲む・・・

「最高・・・最高・・・」

それしか言葉が出てこなくなりました。

喋り手から言葉を奪う景色、そして体験でした。

麦わらの一味的な気分で写真撮っちゃったりしてね。

最終的には、

「僕を・・・もう・・ここに埋めていってください・・・僕は葡萄の養分になりますから・・・」

とわけのわからんこと酔っ払いながら言ってたみたいですが(笑)

そして、これまたレッドさんのツアーの妙がここに!

前半でしっかりオレゴンワインのお勉強をしてからの、後半はそれを最高に気持ち良い体験と共にしっかり肌感覚で覚えさせてくれる、というか、忘れなくさせてくれる。

レッドさん、ありがとう!!

ワインカントリー、オレゴン、ありがとう!!

そして、ポートランドに美味しいレストランが集うのも理由がわかります。

だって、これだけこだわりが深くてレベルの高いワインが揃ってるんだもの。

 

*注釈 今回のブログの写真ですが、ぶれてるものが多くてすんません。いかんせん終始酔っ払ってたもので。

 

 

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