”本物”に与えられる賞

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ポートランドでは1年に1度、「ポートランド」という街に貢献した人物であったり会社・団体を表彰するアワードがあります。

ポートランドの観光局から表彰されるものなんですが・・

やはりポートランド、変わっています。

普通、こういうアワードって早めの夕方、堅めの式典から始まって、夜のパーティがメインだったりするじゃないですか?

ポートランドは違います。朝に開催します(笑)

朝7時に式典が始まり、朝ごはんを食べながらのアワードなんです。なのでアワード自体のタイトルもずばり、
『AWARDS BREAKFAST(アワーズ・ブレックファースト)』!

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以前にもお話ししましたが、さすが「MO (R)  TOWN(モータウン) 」、ポートランド。

会場にはいきなり「ネイキッドバイカー(裸の自転車乗り)」たちが現れたと思ったら、今度は「ビッグフット(雪男)」が!

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もう何が何だかって感じでしょうが、そのどちらも「ポートランドと言えば」の存在なんです。(これはまたいつか)

今回、どんな方々が選ばれたかというと、『Departure(ディパーチャー)』というレストランのシェフのグレゴリーさん。
朝、必ず山でジョギングをするというライフスタイルがもうポートランドな彼はアメリカ版料理の鉄人で全米2位に輝いたことと、これまでのポートランドへの貢献度が評価され受賞。

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Anton Cobbという人物は、ヒルトンホテルの従業員なんですが、彼はお昼休憩になると小さな机と椅子を持って近くの公園に行くんです。 そこで何をするかというと、「あなたのランチ代の少しでもいいので、ください」って札に書いてそこにニコニコしながら座ってるんです。一切強要もせず。

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その集まったお金を、日常的にご飯をまともに食べられない人たちに全額寄付をする。

彼は延々とこの毎日を繰り返していたそうです。ただニコニコしながら。

そんな彼のことをポートランドという街は見ているんです。

もう一度言います。ポートランドは変な街です。でも、僕はその根底にある人への”心遣い”であったり、何事も一緒に”シェア”する精神、そしてそれを”持続していく”ための”遊び心”、ここに心からひかれています。

オレゴン観光局のトップであるジェフ・ミラーさんはこう言います。

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「本物にしか、この賞は与えない」と。

 

そんなポートランドのアワードですが、実はこの度「スイートオブオレゴン」さんが「ROSE CITY AWARD(ローズシティ・アワード)」を受賞されたんです!

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今までのポートランドをフィーチャーした商品構成であったり、そして僕らが昨年から始めている『Love It, Portland』ツアーやポートランド流ファーマーズマーケット『PORTLAND LIVING』。全てを”本物”とポートランドの人たちが認めてくれました。

ジェフ・ミラーさんはこうも言ってくれました。

「このツアーはこれからの時代のツアーだ。ただ街にやってきて楽しむだけじゃないものがある」と。

僕自身、ポートランドという街に出逢って18年・・・

ずっと大好きでずっとそれを言い続けてきて・・・感無量とはこのことです。

これからも、この街をもっともっと、より丁寧に、ここ東海地区に広めていけたらと思っています。

 

 

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