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前回のホームゲームからしばらく経ってしまいましたが、ようやくブログを更新です。
今、4月からの新生活に向けて毎日がてんやわんやの状況でして。。
はい、9年間務めた『MORNING CHARGE(モーチャー)』の終了を先日番組内で告げました。
びっくりするくらいの反響を各所から頂き、毎日泣かされそうになるくらいのサプライズや温かい言葉をたくさん頂いております(最後までは我慢と思い、なんとか涙を堪えております)。
「モーチャー」への想いはまた改めて番組最終回で、そして、このブログでお伝えしたいと思います。
前回のホームゲームは、「日本航空 presents シーホース三河応援DAY」ということで、会場のありとあらゆるところで、 JALさんとのコラボが実現しました。
僕が普段喋っているアナウンス席の後ろには、機内をイメージした特別シートが登場。
ここでは観戦しながら、飲み物が欲しくなったらCAさん(本物!)を呼ぶと、ジュースやお茶などを持って来てくれて、機内でしか食べられない「うどんですかい」ってミニカップうどん(これ、美味しい!)も食べることができて、本当に機内サービスを受けているような感覚で試合を観戦できるシートでした。
そして、試合前には、CAさんたちがコート中央で、
「当機はウィングアリーナ発、機長はシーホース三河、もう間も無くの出発です。飛行中は前後左右から熱狂的な応援が飛び交うこともあるかもしれませんが、飛行にはなんの問題もございません。それではこちらの映像をご覧ください・・」
というアナウンスからのいつものオープニングへ。
上がりましたねぇ!
やるならば徹底的にやるというこういう演出、大好きです!
ハーフタイムには、歴代ユニフォームを着たCAさんたちのファッションショーも。
ずらっと並ぶとJALの歴史も感じられて壮大でした。
どさくさに紛れてCAさんに抱きつくタツヲ(ゴラッ)!
この日は3月11日でした。
当たり前にあるものを当たり前と思わない。
何事にも感謝の気持ちは忘れない。
そして、いつも思っていることではありますが、改めてこの日に、大好きなバスケットボールにこうして携われたことの幸せをしっかり噛み締めました。
ありがとうございます。
前節の対戦相手はレバンガ北海道。
将棋の世界では弟子が師匠と対戦することを”恩返し”と言うらしいですが、まさに西川選手にとっては、古巣相手に”恩返し”。
6割以上のシュート成功率で、チームにテンポとリズムを生み出します。
アテンションプリーズ!
この日、会場にいらっしゃった誰もが注目した選手がいらっしゃいます。
新加入のコートニー・シムズ選手!
「やるべきことを堅実にやる選手」、この言葉がしっくりくるのではないでしょうか?
とにかくボールマンに対して、必ずと言っていいほど真っ先にスクリーンに行き、ピック&ロールを仕掛け、その後、アウトサイドからシュートが打たれたら、すぐにゴール下に入って行き、スクリーンアウトをする。
チームのビッグマンとして体を張ってやって欲しいこと、勝利のためにやるべきことを徹底してやる選手です。
211cmというサイズがありながら、プレースタイル全体が柔らかい。
あえて言葉にするならば、「ニュルッ」とゴール下に入って行って、相手からしたらいつの間にかポジションを取られていたって印象になるんじゃないかなって思います。
対照的に、バッツ選手は「ガツッ」とゴール下を制します。
この2人にJR桜木選手を加えたシーホースのインサイドはリーグでも屈指の布陣。
その仲間たちを信じ、我らがスコアリングマシーン、金丸選手が最初から飛ばした1試合目!
スリーポイント、前半だけで5本中5本全部決める好調っぷり!
シューター、スコアラーと呼ばれるシュートが上手い選手も、やはり「リバウンドを取ってくれる」「スクリーンに来てスペースを作ってくれる」と言う仲間との連携、信頼関係があって初めて本領発揮することを目の当たりにしました。
第1クォーターは圧倒的なシーホースペースだったんですが、タイムアウト後のレバンガの修正力の高さ、凄かったです。
やられていたことを全てクリアし、逆にシーホースのインサイド陣をゴール下から外へ連れ出し、スピードあるドライブで次々と得点を決めていきます。
前半終わって、48ー41。
リードを保っての折り返しでしたが、第3クォーターで、同点に追いつかれます。
得点を決めなければならない大事な場面、そこから躍動したのが、比江島選手!
インサイド陣のスクリーンを巧みに使って、さらに磨きがかった「比江島ステップ」でどんどん強力な北海道ディフェンスを切り崩していきました。
そんな体勢から決める!?ってなタフショットも!
日本代表でのあの活躍は本物です。
しかし、決めたら決められの攻防がずっと続き、最後の最後の最後までわからない展開に。
残り10秒、相手のファストブレイクからミドルジャンパーが放たれますが、外れ、九死に一生を得ました。
その後、スローインからボールを受け取った橋本選手、ゴール下でフリーになるけれど、シュートには行かず、そのまま終了時間までボールキープ。
これは、なんともクレバーなプレーでした!
普通だったらダメ押しの得点を入れたくなるところですが、万が一外れるかもしれない、そして、決めたとしても残り数秒あれば、相手にスリーポイント決められて同点にされてしまう可能性もある。
確実に「勝つ」ためのプレーを選択し、それを徹底する、ゲームメイカーとして素晴らしい判断です。
81−80という大接戦を制しました!
ヒーローは20得点の金丸選手。
「ボールを持つ前から、だいたい打つことを決めていので、その気持ちの部分が大きかったんじゃないかなと思います。」
3ポイントシュート成功率ランキングでも1位に躍り出た金丸選手、そのことについて尋ねると、
「毎年言っていることなんですが、チームの勝利が優先です!(笑顔)」
ブレない、これが金丸選手の芯の強さです!
もう一人のヒーローは試合残り5分からの「比江島タイム」を自ら演出した比江島選手!
「それまでが悪すぎたので。決められるシュートはいっぱいあったんですけど。それを決められていればもっと楽な展開になったと思うので、そこが今日の反省点です。いつもなら入っているシュートが落ちていたので。でも最後修正できて良かったです。悪い時はとことん悪いんですが…今日はやらなきゃいけないという気持ちが上回ったんだと思います。」
このニヤニヤするひえじ(こういう時はこう呼びたくなる)、大好きです(笑)
2試合目も、1試合目と同じように、最初はシーホースペースで圧倒していたんですが、修正力の高いレバンガ、再び接戦へ。
後半に入ると逆転も許します。
この日、辛かったのが、前の試合で足を捻ってしまったシムズ選手が出場できなかったこと。
しかし、だからと言ってそれは勝負の言い訳にはならない!
アテンションプリーズ!
この試合、試合を支配した選手がいらっしゃいます。
我らがゴール下の番人、アイザック・バッツ選手!
リバウンドー!
リバウンドー、からのシュートー!
またまたリバウンドー、からのシュートーー!!
「リバウンドを制する者は、試合を制す」
名作『スラムダンク』の名言をここまで具現化した試合を初めて観ました!
今シーズンのB1記録となる11オフェンスリバウンド(合計18リバウンド)を奪取し、その存在感を存分にアピールしたバッツ選手!
得点も26得点、ほぼ外すことなく全て決める集中っぷり!
試合への貢献度を数値化したEFFというものがあるんですが、通常、20を超えたら相当高いなんて言われて、滅多に30を超えることもないんですが・・なんと、「48」というトンデモナイ数字が!!
SKE「48」のちゅりちゃんこと高柳明音さんが来てくれたからそれに合わせた粋な計らいじゃないかってブースターさんがツイートしてくれたので、ここで引用させて頂きます(笑)
バッツ選手が本当に全てを支配し、シーホース、レバンガに連勝、そして、これで10連勝です!!
(その後、前節の渋谷戦でも連勝し、連勝は「12」まで伸びています!)
試合後のバッツ選手、満面の笑みで今シーズン初のヒーローインタビュー!
「コーチからも試合前から39分はプレーすることを言われていたので(笑)、もうとにかく激しくプレーすることだけを考えていました。」
この笑顔を見るたびに、「気は優しくて力持ち」ってフレーズを思い出す。
最高だよー、アイク!(バッツ選手の愛称)
そして2試合続けてディフェンスとゲームメイクでチームを引っ張った橋本選手、チーム内でこういう話し合いがあったんだと興味深いお話もしてくれました。
「10連勝をしているんですが、目の前の1試合を大切にすることと、今日、桜木選手から、昨日は1クォーターだけ勝って後のクォーターは負けてしまったので、各クォーターで勝利していこうという話があって、本当にいいことだなと思いました。そういう言葉がチームの中で出ているので、チームとしてもいい状況なんじゃないかと思います。」
クォーターごとに勝利していく、それがその試合を制することに繋がり、いずれは最終目標であるリーグ優勝へ・・!
先を見据えつつも目の前のことに集中し、それを一つ一つクリアしていく、この積み重ねが今の連勝に繋がっている。
バスケットの試合だけでなく、この言葉は、学業やどんな仕事にも通ずる言葉だなって思います。
アテンションプリーズ!
ちゅりちゃんはこの日、3度目のゲスト出演だったんですが、もうプライベートでも物凄くシーホース三河を応援してくれていて、この度、彼女は「シーホース三河PR隊長(代理)」に就任されました!!
(代理)が付いているのは、今後、シーホース三河のSNSのフォロワー数などによって、どんどん昇格して行くそうです!
ちゅりちゃんみたいに全国的に発信力があって、影響力がある子がこれからもどんどんシーホースを、そしてバスケットの魅力を発信してくれるのは、本当に心強いし、嬉しい事です!
次のホームゲームは28日(水)、ナイトゲームです。
今週末の結果次第ですが、もしかしたら中地区優勝の瞬間に立ち会えるかもしれません!
たくさんのご来場、お待ちしております!
レッツゴー、シーホース三河!
・・僕もこの日は、「モーチャー」がいよいよ終了する2日前。
様々な想いを胸に、最後まで駆け抜けます!
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