シーホース三河、中地区優勝!!

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中地区優勝までM1で迎えた先日のホームゲーム。

相手は、中地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。

舞台は揃ったんです。

ホームゲーム、中地区1位・2位の直接対決、そして愛知ダービー!

平日のナイトゲームにもかかわらず、チケットは立ち見席含め、完売!!

ファン・ブースターの皆さんの期待値を物語る数字でもあります。

試合前には名古屋出身のCellchromeのライブ!

そういえば、こうやってステージをゴール裏に作ってのライブはBリーグになるずっと前、Glory Jackpot Systemnのライブ以来かも。

でも、バンド形式のライブするのは、ホームゲームでは初めてのことです!

『名探偵コナン』の主題歌『Everything OK』なども披露してくれて盛り上がりました。

いつも以上にボルテージが上がる応援練習!

期待と興奮が入り混じる中、ティップオフ。

前半はいつものようにJR選手、金丸選手を中心にボールが回るんですが、タイトなダブルチームなど、名古屋ディフェンスに苦しめられ思うように得点は伸びず。

同点で終えた第1クォーター。

第2クォーターでは、リードする場面もありつつ、再びリードを許し、そしてリードし、また許し・・と、まさに一進一退の攻防。

ハーフタイムには、いつもシーホース三河に華を添えてくれるスーパーガールズの皆さんに加えて、この日は名古屋ダイヤモンドドルフィンズのチア、ダイヤモンドルージュの皆さんも駆けつけてくれて、コラボパフォーマンスで愛知ダービーを盛り立てて頂きました!

後半に入ると、名古屋の笹山選手を中心にインサイドも外からのスリーもバランスよく決められ、シーホースのディフェンスは崩されました。

オフェンスでも、いつものタイミング、リズムでシュートを打てないことも多く、じわじわと点差は広がっていきました。

試合時間残り8分2秒、名古屋の藤永選手のシュートが決まり、17点までリードは広がってしまいます。

しかし、ここで簡単に諦めないのが今のシーホース三河!

ここ数試合、接戦を制することが多いのも、この「絶対に諦めない気持ち」!

なんか毎試合『スラムダンク』の名言と共に試合を振り返ってますが(前回は「リバウンドを制するものは、試合を制す」)、この試合ではまさに、

「諦めたらそこで試合終了ですよ」

この言葉です。

バスケットボールは、得点の加算のされ方が他のスポーツと比べると圧倒的に多いので、17点というと非常にメンタル的に重くのしかかってくる数字なんですが、それでも、2点ずつ返していけば、9回の攻撃、3点なら6回の攻撃でひっくり返せるわけです。

まずは、金丸選手のジャンプショット決まって15点差。

この辺りから会場の空気が一変しました!

会場全体の”青援”が、「今日、何が何でも勝つんだ!」という、より一層熱気を帯びたものに変わったのがわかりました。

比江島選手のショット、バスケットカウント!

フリースロー決まって、12点差。

必死で相手の攻撃を凌ぎ、リバウンドも全員で掴み取りに・・ディフェンスリバウンドを橋本選手!

シムズ選手が豪快なダンクを決め、10点差、見えてきた!

名古屋にスリーを決められるも、その後、比江島選手もスリーポイント決めて、再び10点差。

ここ最近”無双状態”のアイザック・バッツ選手がゴール下を制圧し、リバウンド、速攻、金丸選手の・・・スーーリーーー!!!!!

決まった、7点差!!!

インサイドのシムズ選手、バッツ選手がファウルをもらい、フリースローでじわりじわりと詰めていき、4点差!

ここからまた、やられたらやり返すを繰り返し、残り1分42秒、今度は比江島選手のスーーリーーーーー、3点差!!!

続いての名古屋の攻撃を防ぎ、リバウンドはバッツ選手ががっちり抑え、シーホースの攻撃・・

スリーポイントラインでボールを受け取る金丸選手、シュートモーション、「ピーッ!」、笛が鳴った!

ということは、スリーポイントでのファウルだったから3本のフリースロー、しかも金丸選手!!

1本、2本・・

3本と全て決めて79−79、同点!!!

最高潮に湧き上がるウィングアリーナ!!!

最大17点差もあったゲーム、終盤に追いついたシーホース、そして試合は延長へ。

先ほどまでの勢いそのままに、延長に入ってもシーホースは試合の流れを渡しません。

延長戦で目立ったのはバッツ選手のオフェンスリバウンド。

ポジション取りの巧さはもちろんのこと、何が何でも自分たちのボールにするんだという気迫が溢れ出ていて、何度もタップ(弾き)しながら掴み取りに行きます。

そして、いざマイボールになると、今までは一旦外に出して、もう一度立て直してから攻めることも多かったんですが、この日のバッツ選手は違いました!

先ほどまで必死になってボールを追い求めてきたガッツが既にゴール下を制圧しているので、何者も側に寄せ付けないほどの迫力と力強さ(でもフィニッシュ時の手首は非常に柔らかい)で、ゴール下のシュートをほぼ全て沈めてくれました!!

その存在感たるや、まるでレイカーズの黄金時代を築いたかつてのシャキール・オニール(シャック)のごとく!!

ちなみにバッツ選手はこの試合で、Bリーグ通算1000得点達成です、おめでとうございます!!

ゴール下の番人に支えられ、そして何より、会場にいらっしゃったシーホースのファン・ブースターの皆さんの底から鳴り響く熱い熱い”青援”の力で、91−90という大接戦を制しました!!!

シーホース三河、中地区優勝です!!!

「今日はチャンピオンシップのような試合でした。名古屋さんも調子を上げてきて良いチームになってきていますので、そういった意味では油断できなかったです。3Pがたくさん決まって、 リバウンドも負けていました。最初、名古屋さんはミスも少なかったですし非常に今日は素晴らしいゲームだったと思います。」

と鈴木HCも振り返るように、まさにチャンピオンシップのような盛り上がりでした。

ヒーローはバッツ選手。

「シューターのみんながしっかりシュートを打ってくれるのはわかっていたので、毎回リバウンドに行っただけです。また、青援が本当に素晴らしかったです。ありがとうございます!」

サイン入りパネルのプレゼントは、バッツ選手のことを誰よりも愛し、応援し続けてきたブースターの方に当たり、泣き崩れて喜ぶご本人、そして、バッツ選手も大喜び!!

もう、こういう瞬間、最高かよ!!!

試合後には中地区優勝セレモニーを開催。

狩俣キャプテンからは、

「自分たちのホームでこうして皆さんと一緒に地区優勝を迎えられて嬉しく思います。でも、僕たちにとってはまだまだ通過点なので、全体の1位、そしてチャンピオンを目指して頑張っていくので、『共に頂点へ』皆さん一緒に戦ってください!ありがとうございました。」

と、本当にその通り、まだまだ通過点。

次は全体1位、そしてリーグ制覇と、段階を経て、目の前の課題をチーム一丸となってクリアしていくことを明言してくれました!

チームの精神的支柱、橋本選手は、リバウンドやペイントエリア内で得点を取られてしまったり、トランジション(攻守の切り替え)の持ち味を生かせなかったことなどの課題を挙げつつ、

「自分たちの課題になったことがありましたし、できたこと、よくなってきた部分もありますので、しっかり見つめ直して残り18試合を戦っていきたいと思っています。」

と、これまた力強く前を見据えたコメントをファン・ブースターの皆さんに伝えてくれました!

この言葉通り、その後のアウェーでの三遠戦で連勝し、シーズン序盤に自らが樹立したB1連勝記録(16連勝)を、同一シーズンに自ら討ち破るという偉業も達成!

この週末は、天皇杯で苦杯を舐めさせられた宿敵・千葉との対戦!

しかも、相手の本拠地にて。

まだまだ熱いレギュラーシーズンは続きます!

一つ一つ目の前の試合を共に戦い、今年こそ頂点へ行きましょう!!!

レッツゴー、シーホース三河!!!

(シーホース三河の公式写真を使わせて頂きました。素敵なお写真、いつもありがとうございます!)

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