「タツヲ」さん、あざーっす!

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シーホースのアリーナには、Bリーグの、いや、バスケットボール界の、いやいや、日本のプロスポーツ界の、いやいやいや、世界のプロスポーツ界においても唯一無二のキャラクターがいます。

我らが「タツヲ」さんです!

タツヲさんは、「公式風」と自ら名乗り、公式キャラクターでもないのに、毎度シーホースのホームゲームに姿を現し、頼んでもないのに、選手のベンチをふきふきしたり、試合後のコートをモップがけしたり、いつの日かクラブに「公式」と認めてもらえるように懸命に日々を過ごしておられます。

時に、アウェーの試合にも足を運び(ケッタで駆けつけ)、他のクラブの「公式」も密かに狙うというしたたかさも持ち合わせ、この厳しいご時世に強くたくましく生きるんだというメッセージを体を張って僕らに教えてくださってます。

そんな「タツヲ」さんが今までグッズの売り上げをしたためた自らの財産を、前節のシーホースのホームゲームに注いでくださいました。

ゲームスポンサー、「タツヲ」さんだぞ!

題して、「タツヲpresents 激闘!シーホース三河 絶対に勝ツヲDAY」!

「タツヲ」さん、あざーっす!

「タツヲ」さんの呼びかけで、「ドアラ」も「グランパスくん」も来てくれました!

「タツヲ」さん、あざーっす!

「タツヲ」さんのおかげで吉田山田のライブも試合前に観ることができました!

「タツヲ」さん、あざーっす!

「タツヲ」さんのお面「タツヲー面」のおかげで会場の一体感も高まりました!

「タツヲ」さん、あざーっす!

「タツヲ」さんのグッズ、再び大盛況ですって!

「タツヲ」さん、あざーっす!

・・・ふー、「タツヲ」さん持ち上げるのも、これくらいでいいすかね?(笑)

なんにせよ、「タツヲ」さん、色々あざしたっ!

対戦相手は初めての顔合わせ、島根スサノオマジック

前半から相手の激しいディフェンスとむちゃくちゃ確率高く決まるスリーに苦しめられながらも、11点リードで折り返し。

第3クォーターに入ると流れはシーホースに。

タイトなディフェンスにはタイトなディフェンスで、相手のターンオーバーを誘い、そこから速攻につなげ連続得点!

一時リードは17点差に。

このまま行けるか・・と思いきや、第4クォーターに入ると状況は一変してしまいます。

結果をお伝えするならば、最終的には93−91と辛くも2点差で逃げ切った形にはなったんですが、試合後の鈴木貴美一HCのコメントが全てを物語っておりました。

「島根さんの気迫、特にリバウンド、リバウンドに対しての執着心がすごかったので、我々も少しリードしても油断しないでディフェンスやリバウンドをしっかりやらないといけないということです」

しかし、チャンピオンシップを控えた今、こういう課題がはっきりしていくのはとっても良いこと。

貴美一HCも続けます。

「島根さんは勝ち星こそ少ないですが、非常にハードに戦ういいチームなので、今日油断したところを突かれて、リバウンドも多く取られて、我々にとっても、島根さんにとっても今日は良いところがあったかと思います」と。

ヒーローは、お初です、コートニー・シムズ選手!

試合序盤からダブルダブルに迫る活躍。

「自分に関しては、まあまあかなと思います。ターンオーバーから得点を許してしまったりもあったので。自分はもっと出来ると思っているので、これからも頑張るよ!」

かつてNBAの下部リーグ、Dリーグ(現Gリーグ)でMVPも取ったことのあるほどの実力者、まだまだやってくれます!

そして、この試合でまたまた偉大な記録が達成されました。

JR桜木選手が、Bリーグ通算500アシスト達成です!

「チームメイトも自分のプレースタイルをわかってくれているから、出来れば今日は20アシスト25特典くらいは行きたかったけれど(笑)、チームとして戦って、自分もチームメイトも自分のパスを楽しんでくれているので、今後も続けていくよ」

昨シーズンのキャリア通算9000得点、今シーズンに入ってからは、Bリーグ通算1000得点、キャリア通算4000リバウンドそして、今回のBリーグ通算500アシストと、我らがヒーローの節目節目をこうやってホームでお祝いできるのは本当に嬉しいですね!

「次は1000アシストですね?」

って尋ねると、

「ムーリー(笑)」

Congrats, J!!!

2戦目の試合前は3×3頂上決定戦in刈谷が開催され、中学生チーム「Brave Wings」が会場の応援を味方につけ、見事優勝!

試合前に会場を大いに盛り上げてくれました!

シーホースの選手たちのアップ中、黙々とシュート練習に打ち込む橋本選手。

いつもより緊迫したムードだなと思いました。

これは試合後、「タツノコネクト」の戸根団長が教えてくれたんですが、前日の試合終了後のハイタッチの時、誰よりも険しい顔して回っていたのが、橋本選手だった、と。

試合には勝ったけれど、このままではいけないというチームのゲームメイカー、リーダーとして、どこか危機感を持っていたんだと思います。

そんな橋本選手が最初から止まらなかった!

スリー、ミドルジャンパー、スリー、ドライブからのレイアップ、ミドルジャンパーアンドワン、フリースロー、ミドルジャンパー、ミドルジャンパー・・!

ここまで全てのショットを1本も外さず決め続ける完璧なゾーン状態!

極め付けは、トップの位置でボールを持つ相手ガードからスティールして、そのまま自分で持ち込んで速攻、レイアップ、ファウルをもらって、なおも、決めたーーーーー!!!

バスケットカウント!

その後のフリースローももちろんしっかり決めて、なんと第1クォーターだけで19得点の大活躍!!

非常に興味深い光景だなって思ったのが、橋本選手があまりにも絶好調なので、比江島選手がトップの位置からゲームメイク、つまりPGをやりながら、橋本選手にボールを回すというシーン。

元々「スコアラー」としての能力も高い選手だけれど、橋本選手は「ザ・ポイントガード」と言っていいほど、とにかくゲームメイクを最優先に考える選手。

チームの第1オプション、第2オプション、第3オプションがダメなら自分が、というタイプ。

だからこそ、これだけ能力の高い選手たちがぶつかることなく、自分の持ち味を思う存分発揮できてるんだと思います。

しかし、この日みたいに「スコアラー」としての橋本選手を観るのも本当にワクワクしますね!

佐古賢一、柏木真介、そして橋本竜馬。

「正統派ポイントガード」だけれど、いざという時は自分も得点をガンガン決められるぜという、シーホースというチームに脈々と受け継がれるこのイズム、たまらなく好きです!

第2クォーターはKJ松井選手を中心にしっかり得点を重ねて行き、55−32と大量リードで折り返したシーホース三河。

後半に入っても橋本選手の勢いは止まらず、スリー、ミドルジャンパーと連続で得点を決めて行きます!

流れは渡さないまま、最終クォーターへ。

しかし、ここから再び島根の猛追が始まります。

元NBAのオールルーキー1stチームにも選べれたことのあるアル・ソーントン選手、そして、外郭からのシュートを高確率で決める相馬選手を中心に、ジワリジワリと点差が詰められて行きます。

しかし、前日の課題だった「リバウンド」を意識し、シムズ選手、JR選手、バッツ選手が次々とオフェンスリバウンドを獲得し、セカンドチャンスを決めて行きます。

また大事なところで、KJ松井選手のバスケットカウントも!

最後は慌てることなく、99−85でシーホース三河の連勝となりました!!

試合後、貴美一HCも、

「今日は昨日よくなかったリバウンドを修正して、しっかり全員でリバウンドを取れたことが勝てた要因だと思います。」

しっかり1戦目の課題を克服する、これがシーホースが今年同じチームから連敗をしていない強みです!

「昨日同様、我々がリードしても最後の最後まで島根さんが粘っていいディフェンスとリバウンドをしてきたので、我々にとっていい試合経験をすることができたと思っています。スポーツなのでどうしても勝敗はあるんですが最後まで戦う姿勢は見習わなければならないと思いました。」

いつだって相手チームを讃え、そして、学べるものはどんどん学んで行こうとするこの貴美一HCの心構えや姿勢って、バスケットに限らず僕たちが普段生活する中でも本当に実践していくべきことだなって常々思います。

勝利インタビューはもちろんこの方、リョーーマーーーーーー、ハーーシーーーモーーートーーーー!!!!

「今までにないぐらいシュートが入ったので楽しかったです!」

満面の笑みで、でも少し照れながら答える橋本選手。

ボールを自分に回してくれという意識はあったかどうかを聞くと、

「いつもよりは攻めてやろうと思っていました。それよりも、点を取ることの大変さだったり身体を動かして点数をとらなければならないので、そういった意味では晃輔(#14金丸選手)やマコ(#6比江島選手)がどれだけキツい思いをして点数を取っているのかを自分が体験することでわかることができました。」

これもまた凄い答えですよ。

普通だったら浮かれてしまいそうなところ、普段チームメイトたちがやってることに目を向け、こうやって改めて仲間の気持ちを思いやる。

あの腰の低いディフェンス同様、常に地に足がついてる。

選手としてだけでなく、人間としても素晴らしいなって思うこの姿勢、今バスケット頑張ってる子たちにプレーだけでなく、こういう心構えや姿勢も学んでいって欲しいなって思います1

もう一人のヒーローは、KJ松井選手!

「昨日も第4Qまではいい形でシーホースらしいバスケができたので、今日も昨日の第4Qみたいなプレーをしないように、

40分間集中できるようにやったんですが、第4Q、昨日のような感じが流れたので、そのときにファンの皆さんがグっと一段階盛り上げてくれてエネルギーを感じることができたことがこういう結果に繋がったと思います。」

チャンピオンシップに向けて、また一段と青援のギアも上がってきています。

今週末の中地区と西地区の優勝チーム同士の対決もより一層ヒートアップすること間違いなし!

リーグ勝率1位確定まであと少し!

その後のチャンピオンシップ、ファイナル、優勝へと、全員でビジョンを共有して行きましょう!!

レッツゴー、シーホース三河!!!

(シーホース三河の公式写真を使わせて頂きました。素敵なお写真、いつもありがとうございます!)

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