Sports “FAN” Ship(スポーツ”ファン”シップ)で掴む、試合の流れ!

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前節のシーホース三河のホームゲームはシーズン2度目の開催、岡崎大会。

そして、ゲームの節テーマは、「Love & Peace, Laugh & Peace」、ブースター感謝DAY!

実は、Bリーグのクラブ別、ブースタークラブ会員数が今最も多いのは、シーホース三河なんです。

8000人を超える方々にご入会を頂いているそうです!

(僕もMCやらせてもらいながら、実は、ダイヤモンド会員の一人。先日はその特典で、選手&スタッフの皆さんとの食事会にも参加させて頂きました。)

日頃の感謝を込めて、コートを解放して、好きな場所からお写真撮ってもらったり、

大人のためのバスケット講座を開催したりと、様々なイベントがありました。

ブースターの皆さん、いつも、本当にありがとうございます!

実は、そんなシーホース公認サポーターズクラブ『たつのコネクト』の戸根代表が今節は来られず、代わりに加藤さんが応援練習の指揮をとってくれました。

「審判のジャッジにたとえ自分たちの思惑とは違うことがあったとしても、そこにヤジを飛ばすのではなく、選手たちに「ナイスプレー!」「ナイスファイト!」などの声援を送りましょう!」

この「Sports ”FAN” Ship (スポーツ”ファン”シップ)」を掲げる『たつのコネクト』の皆さんに支えられ、会場の一体感はいつもポジティブな空気で高まります!

ありがとうございます!

試合ですが、対戦相手は、西地区優勝を果たした琉球ゴールデンキングス

マスコットのゴーディも来てくれました。

タツヲと仲良し。

中地区優勝のシーホース三河vs西地区優勝の琉球ゴールデンキングスと、地区優勝チーム同士の激突です!

しかも、今シーズンはこの終盤に至るまで、直接対決は1戦も無かったので、お互いメンバーも入れ替わって新しいチームになってからは初顔合わせ。

予想されたのは、「リバウンド」がキーワードになってくるかなということ。

琉球は、日本代表、アイラ・ブラウン選手にNBA経験者のヒルトン・アームストロング選手と、そもそもインサイドが強力なところに、アウトサイドからのスリーポイントシュートという驚異も加わります。

古川選手、岸本選手とリーグでも屈指のシューターが放つ強烈な一発。

大事なのは、タフショットを打たせるディフェンスと、その後の「リバウンド」。

外からのシュートはリングに当たると大きく跳ねることも多いので、インサイド陣だけではなく、外で守るガード陣のスクリーンアウト(リバウンドのための場所取り)も相当重要になってくる・・

「全員がリバウンドを取りに行く意識」

これです。

試合が始まると、前半は相当タイトなディフェンスで前線から当たってくる琉球に対し、かなりタフショット気味だけれど、シュートを立て続けに決めていく金丸選手!

金丸、金丸、金丸!

金丸劇場の開演でした!

前半だけで20得点の活躍!

が、しかし、後半に入ると状況は一変。

琉球のタイトなディエンスの勢いは全く衰えることなく、うまくボールが回せずターンオーバー。

今度は琉球の得意とするスリーポイント攻勢に合います。

岸本選手、古川選手、津山選手と立て続けに決められて行き、一時は19点差まで。

しかし、そこでも諦めず、負けじとディフェンスからリズムを作るシーホース。

試合の勝機は何度か訪れたんですが、掴みきれず、敗戦。

試合後のお互いのHCの言葉が試合を全て物語っていました。

貴美一HCは、

「(琉球さんの)スターティング5の選手それぞれ全員の選手に得意なところを全部やられてしまったというか、今日の約束事が出来なかった、というところだと思います。やはり、やることをやらなければ勝てないということが明確にわかったので、明日はしっかり琉球さんに対してやらなければいけないことをもう一度ミーティングで話して、徹底してやりたいと思います。」

と。

対する琉球の佐々HCは、

「前半も金丸選手に結構決められてましたけど、やられていいパターンとやられちゃいけないパターンを分けていたので、

前半も全然、選手もやられたという感覚はなく、自信を持ってずっとやってました。やはり後半持たなかったですよね、金丸選手も。そういったところで、我々はボディブローを前半からずっとやっていたというところです。」

ボディブローのように・・確かに。

悔しい負けではありましたが、最後まで諦めない姿勢、これは絶対に翌日に試合に繋がるという確信がありました。

僕らアナウンス&演出チームもチャンスを掴めるような会場の一体感をもう少しなんとか創り上げることができたんじゃないかと、試合後にしっかり反省会。

日曜日の試合、開場前にいつも全体ミーティングでスタッフ全員が集まるんですが、そこから空気が違いました。

「今日の試合は勝つ!」

僕らもう一度気合を入れ直して、全員がこの日の試合に集中して挑みました。

試合前の3×3岡崎大会は、女性の活躍する大会でした。

通常ゴール1点、スリーポイントラインの外からのシュートは2点で、女性が決めると倍になるという特別ルールの中、「Rokets」は女性の”フォーポイントシュート”を連発し、見事、決勝での延長戦も制し、優勝!

試合に向けて、高まる会場のボルテージ。

しかし、直前に手渡されたアナウンスシートに書き込まれてる選手リストを見てビックリ。

比江島選手の名前は登録になく、金丸選手は登録はされてるけれど、スターターのところに名前が無かったんです。

この時点では2人の欠場理由も何もわからなかったですが、とにかく普段シーホースの得点の中心である2大エースがいないことは確実な状況。

でもね、スターターにKJ松井選手と西川選手の名前を見て、高まっていた気持ちがさらに高まりました!

普段シーホースでは試合の途中から出場することが多い2人ですが、リーグでもトップクラスの実力者たちだというのは皆さんもご存知の通り!

「橋本、KJ松井、西川、JR、バッツ」

例え2大エースがいなくとも、これだけ能力の高い選手たちが揃っていることに改めて驚くとともに、本当に心強かったし、何よりワクワクしました!

あれだけタイトなディフェンスを仕掛けてくる強豪・琉球に対して、どんなゲームをしてくれるんだろうか!?

いざ、ティップ・オフ!

試合始まってすぐだったんですが、会場全体の声が昨日よりも一段と大きく重なり合っていて、その声の圧みたいなものが琉球の選手たちの前に立ちはだかっているなというのを凄く感じたんです!

「レッツゴー、シーホース!」

前半はインサイドのJR選手が上手く相手のファウルを誘いながら着実に得点を決めつつ、KJ選手のアウトサイドシュートも確率高く決まりと、中、外のバランス良く攻めるシーホース。

「ディーフェンス!」

琉球に簡単にパス回しをさせず、もちろん得意のスリーポイントも打たさず、ターンオーバーを誘います。

今回のブログで再三言ってますが、最初の「試合の流れ」は前半、第2クォーター途中にやってきました。

途中出場した森川選手が出場直後に決めたバスケットカウント!

「ワーーーーーーーーーー!!!!!!!」

声の圧のボリュームがグイッと上がりました!

試合後の貴美一HCのコメントで知ったんですが、怪我で苦しんだ森川選手が、この大事な場面で起用され、いきなり結果を出す。

胸がどんどん熱くなってきます。

そして、これぞ「流れを掴む」と言ったプレーがその後も飛び出します。

これまた途中出場した加藤選手が放ったスリーポイント、リングから大きく跳ねたそのボールを森川選手がダイブするようキャッチ、倒れこむように掴んだリバウンド、すかさずトップの位置にいたキャプテンの狩俣選手にパス・・・・

ズバッ!!

「スーーーリーーーーーーーーー!!!!!!」

僕もこれでもかってくらい大きな声で叫びました!!!

たかが1本、されど1本、いや、この1本が重要なんだ!

気迫と共にその1本1本のリバウンドやルーズボールを必死になって、もがいてでもマイボールにすることが、「勝利の女神」という簡単には振り向いてもらえない女神様を振り向かせるんです!

前半は30−29とリードを保って折り返し。

スコアこそ大きな開きは無いものの、「試合の流れ」は確実にシーホースに引き寄せられていました。

後半に入ると、シーホースのとんでもないディフェンスが始まります!

開始早々、ハッサン・マーティン選手(8分53秒)にFG(フィールドゴール)を1本決められるものの、なんとここから、アイラ・ブラウン選手のスリースローを除くと、このクォーターの最後の最後、岸本選手のフォーポイントプレーが飛び出すまで、1本もFGを許さなかったんです!!!

いつも凄まじいんですが、この日は鬼気迫るものを感じた橋本選手のディフェンス。

橋本選手のディフェンスを観ていると、もう涙が出て来ます。

感情が揺さぶられまくって、胸が震えてくるんです。

前半の森川選手が見せたようなダイビングリバウンド、Bリーグというトップリーグにおいて決して大きな体では無い橋本選手が恐れず飛び込み、コートに打ち付けられながらもマイボールにする。

誰よりも声を出し、誰よりも足を動かし、誰よりも体のコンタクトをし、相手のターンオーバー、バイオレーションを誘う。

チャンピオンシップに向けてこの1本1本への執着心が「優勝」への鍵となってきます。

そして、この1本を勝ち取るための「あと1歩」を踏み出させるのが、皆さんの声の力なんです!

この日、実はね、試合後、演出チームの音響担当の方がね、

「今日はできるだけの出力で音を調整してましたけど、ファン・ブースターの皆さんに負けました(笑)」、と!

やはり天井から降ってくるかのような声の力、”青援”は凄まじかったです!!

第4クォーターに入ると、琉球の連続得点から「試合の流れ」は少し傾きかけたんですが、そこで一発、西川選手の、スーーーリーーーーー!!!!

その後、橋本選手がすかさずトップから当たって行き、相手のバックコートバイオーレションを誘い、マイボール、ここでオフィシャルタイムアウト。

一気に、一気に「試合の流れ」、いや、「勝利の流れ」を掴んだ瞬間でした!

オフィシャルタイムアウト直後、 KJ松井選手のとどめを刺すかのごとく突き刺さるスリーポイント!

最終スコア、69−54と、ディフェンスの強いチームにディフェンスで打ち勝ったシーホース三河!!!

この日のヒーロー、まずはKJ松井選手!

「試合直前に金丸選手と比江島選手が出ないと聞いてそれでもうちのチームは勝てるんだというところを見せたかったので、

そういう意味では10人しっかりとチームとして戦ってディフェンスが第1Qから始まったので試合を通していい結果につながったと思います。」

続いて、西川選手!

「本当に毎試合たくさんの方が応援してくださっているので、もの凄い力になってますし、やっと青い青援が僕のホームだなと思えるようになってきました。」

そして、キャプテン、狩俣選手!

「昨日は相手の得意なことをやらせてしまったので、そこに対してプライドをもって、得意なことをさせないようにディフェンスを意識してがんばりました。」

古巣、琉球相手だったことに対しては、

「懐かしい顔もあってすごく負けたくない気持ちも同時に出てきて、僕もハッスルことができましたし、とてもいい刺激になりました。」と。

狩俣選手のサインパネルに応募した男の子が当選した瞬間、泣き崩れるほどの大喜び!

前のバッツ選手の時といい、もうたまらないです、こういう幸せが爆発する瞬間って。

本当は橋本選手も、JR選手も、そして森川選手もお呼びしたかった!

皆んなで勝ち取った勝利!

そして、誰よりも、最初からあれだけの青援送り続けてくれたファン・ブースターの皆さんの力で「試合の流れ」を掴み、勝利した試合でした!!

だからこそ、本当に誰もがヒーローな試合だったんです!

One of the greatest games ever..!

僕の中では今シーズンのベストゲームと言ってもいいほどの興奮でしたし、10年以上、シーホースのホームコートMCやらせてもらってますが、その中でもベスト10に入る素晴らしい試合、素晴らしい勝利でした!

もう一度いいます。

たかが1本、されど1本、いや、この1本が重要なんだ!

この1本を掴み取ることが「勝利」を呼び込む、そして、その1本を取るための「あと1歩」を踏み出させるのが、皆さんの声の力!

シーズン最終節も、その後のチャンピオンシップも、どうぞ皆さんの「Sports “FAN” Ship」にのっとった熱い熱い大青援、ヨロシクお願い致します!!!

追伸

比江島選手の欠場理由は翌日のクラブからの公式発表で知りました。

シーホースブースターの皆さん・・

今シーズン、絶対、優勝しましょう!

僕らには、本当に素敵な言葉がある。

共に頂点へ」!!!

レッツゴー、シーホース三河!!!!!!

(シーホース三河の公式写真を使わせて頂きました。素敵なお写真、いつもありがとうございます!)

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