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「DAY 5」で、オレゴン州に入った僕らでしたが、ここからまたもう一度カリフォルニア州に戻ります。
なぜなら、今回の旅の一番の目的(と、僕は捉えていました)が、そこにあるから!
『Redwood National Park (レッドウッド国立公園)』
宿泊した「Grantspass (グランツパス)」から車で約1時間半ほど南下した、オレゴン州を少し抜けてカリフォルニア州に入った州境にあるんです。
でも、この日は夕方に僕がかつてお世話になったホストファミリーの家に行く約束をしていたので、『レッドウッド国立公園』を正午には出なければいけない計算。
となると、『レッドウッド国立公園』で多少ゆっくりするならば、9時には到着していなければ・・
逆算して、宿の出発は朝7時半。
でも、出発前に、恒例の朝のコーヒーショップへ。
『Rogue Roasters (ローグ・ロースターズ)』
日本テイストなコーヒーパッケージだったり、エジプトテイストな置物だったり、世界観がぐっちゃぐちゃだけど、コーヒーのレベルは高い!
この旅行中、どの街にも必ず1軒はこだわりのジョーヒーショップがあるから嬉しいですね。
朝早くの出発だったので渋滞も無くスムーズに目的地、「レッドウッド国立公園」に到着!
・・と言っても、広すぎて、どこへ行ったら良いのかわからない。
ってことで、早速インフォメーションセンターに。
「2歳児がいるんだけど、どの辺りを歩くのが一番オススメですか?」
「本当はゆっくり海の方まで行って欲しいけれど、小さいお子さんがいるなら、「SImpson Reed Grove (シンプソン・リード・グローブ)」かな、ゆっくり一回りしても1時間くらいだからちょうど良いと思うよ!」
と、普段は森を守る仕事もしているレンジャーのお兄さんたち、爽やかな笑顔とともに、むちゃくちゃ親切に対応してくれました、ありがとう!
早速行ってみると、入り口付近に既に巨大なレッドウッドが!!
レッドウッドってのは、どうやら世界一高い木、らしいです。
高さ100mを超え、ビルの30階に相当するそうで、幹周りも20mを超えて、樹齢なんと2000年以上のものまで!
家族皆んなでぐるっと囲んでみましたが、それでも、人数が足りない。
かつては日本を含め、北半球のいたるところに自生していたみたいなんですが、今やこの『レッドウッド国立公園』を中心としたこの辺り一帯にしか自生していないそうです。
耐久性もあって住宅木材としてバッチリだったことから、19世紀半ばに大量伐採されてしまったんですって。
山火事には強いレッドウッドも、人間の業という炎に燃やされてしまったわけだ。。
しかし、”永遠の命の木”とも呼ばれているレッドウッド、手を触れるだけで、その溢れんばかりの生命力を感じずにはいられなかったです。
直接触れられる自然で、ここまで大きなものに遭遇することって無いじゃないですか。
ただただ、その大きさに圧倒されました。
命途絶えた倒木でさえも、その”生きた証”が凄まじかったです。
この『レッドウッド国立公園』もそうだし、『ヨセミテ国立公園』もそうだったし、7月に『Love It, Portland』ツアーで訪れた『クレイターレイク』もそう、アメリカの国立公園って人間の歴史をはるか超越した”地球の歴史”を感じるんですよね。
恐竜の図鑑なんかによく出てくるシダ植物を見て、子供達は急に恐竜になりきって、「ガウガウ、ガウガウ」言いながら、この『レッドウッド国立公園』内を散歩。
親バカですんません、可愛かった。
そして、こんな広大な大自然に囲まれながら子供の笑顔を見るってのが、これまた幸せでした。
1時間で周ることの出来るコースでしたが、たっぷり2時間かけて堪能。
最近はあまり言わなくなった「パワースポット」って言葉ですが、ここはまさにそんな場所、思いっきりチャージしてもらいました。
正午に『レッドウッド国立公園』を出発。
ランチは、これまた食のアンテナを張り巡らせて、オレゴンの最南端の街「Cave Junction (ケーブ・ジャンクション)」の精肉店『Taylor’s Sausage (テイラーズ・ソーセージ)』で出会うことのできた絶品ホットドッグ!
今まで食べたホットドッグの中で一番美味しかった。
何がって特別なことはなく、シンプルにそのソーセージの味、そしてパンとの相性。
究極の寿司を食べたような驚きだったよね。
お腹も満たして、目指すは、かつて僕が留学していた街、「Corvallis (コーバリス)」!
車でざっと3〜4時間ほど(笑)
朝早かったから、途中何度も眠くなり、一度しっかり20分ほど仮眠、復活!
一気に北上し、目的地、「Corvallis (コーバリス)」まで後少し。
ホストファミリーには17時頃到着予定を伝えていて、時計を見ると15時半。
これは少し余裕があるぞ・・よし、今回の旅行では無理かもしれないと半ば諦めていた、「Brownsvills (ブラウンズビル)」にも寄っちゃおう!
そこに一体何あがあるかというと、実は、映画『Stand By Me (スタンド・バイ・ミー)』のロケ地になった街なんです!
映画が好きで今まで1000作品くらいは観てきてると思うんですが、僕の中で不動の1位はいつだってこの映画。
この映画の話をし出すとこのブログが終わらなくなってしまうので、ここでは控えておきますが、今から20年ほど前、とにかく撮影当時まんまの風景が残るこの街に最初に訪れた時の興奮っぷりったら、それはそれは!
そして、あれから20年・・今でも街はあの頃のまま。
お花なんかが飾られて、少し小綺麗になったかな。
そして、20年前は街行く人達全員に、「ここって『Stand By Me』のロケ地だった街ですよね!?」って聞いてまわっても、「らしいね。」とか「へー、そうなんだ。」くらいの反応がほとんどで寂しい想いをしたんですが、なんと、街の入り口には、あの4人の少年たちが隠れ家にしていたツリーハウスのレプリカが飾られてたではありませんか!
ようやって自分たちの街の素晴らしき遺産に気がついたかい。
実は、来年の夏の『Love It, Portland-Oregon』ツアーでは、この街にも訪問予定。
またその時が来たら、かつてこの街で起こったエピソードをご紹介致します。
時計を見ると、16時をまわってる、そろそろ行かなくちゃ。
「Brownsville (ブランズビル)」から「Corvallis (コーバリス)」までは車で30分。
到着、僕がかつて留学していた青春の地です。
早速、ホストファミリーの家へ。
この家族がどんなライフスタイルで、どんな家に住んでいるかは、かつて、『ピッツァナイト!』というタイトルでブログも書いているので、ご興味ある方はこちらもどうぞ。
ジェーン、ブルース、そして「ベントー」という名のワンちゃんが出迎えてくれます。
日本風のテイストを取り入れた彼らの家に、きっと浮世絵はマッチングするだろうと思い、浮世絵(役者絵)をプレゼント。
そんなに感情を高ぶらせるタイプのブルースではありませんが、興奮気味でした。
レプリカとかではなく本物の浮世絵だったので、そこもまたむちゃくちゃ喜んでくれた要因。
「ありがとう!」のハグがいつもよりもギュッと強かった(笑)
晩御飯は、そんなブルース特製のサーモン。
サーモンもさることながら、2日前に「Corvallis (コーバリス)」のファーマーズマーケットで買って来たっていうトウモロコシがえらく甘くて美味しくて。
マイワイフ、聖子さんも大感激されてらっしゃいました。
食事後、今度はブルースの妹さんの家に遊びに行き、ここでもまた「マリーク」という名のワンチャン登場。
とっても人懐っこくて、息子の顔をペロペロなめてました。
「ツナくんのこと好きだからこんなに寄ってくるんだよ。」
って言うと、息子も相当嬉しかったみたいで、「この旅で一番楽しかったのは?」って振り返ると、「マリークにチューされたこと!」って即答するほど。
夜は「Corvallis(コーバリス)」のちょっと小高い丘の上から星空を眺め、その後ホテルへ。
僕は一人で、夜のダウンタウンへ。
自分がかつて住んでいたアパートの前に行ってみたり、街のシンボル的建物でもある裁判所の前まで行ったりと、ノスタルジック散歩を楽しみました。
あの頃は、夜出かけるって言うと、ビリヤード台が何台かあるような小さなバーみたいなところしか無かったですが、今は何軒かブリュワリーも出来てて、街の変化も感じましたね。
その他にも夜はオープンしていないけれど、自転車屋さん、美味しいコーヒーショップなどなど、うん、ここ最近のポートランドを感じさせるようなお店がギュッと集まってて、「リトル・ポートランド」な印象も受けました。
今まで、ここに皆さんをお連れしても大学以外はどこもお連れするところが無いしな・・って半ば諦めてた自分もいたんですが・・これは、来年の夏、ツアーでお連れするのも、アリだな!
なんてことを考えてたらまた余計に興奮して寝られなくなった「Day 6」の夜でした。
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