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長かった旅もいよいよラスト。
この翌日は朝4時起きで、7時ポートランド発のフライトに乗らなければ行けなかったので、「Day 7」が事実上、この旅、最後の1日。
朝早く起きて、またまた両親と散歩。
勝手知ったるCorvallis (コーバリス)の街をのんびり歩く。
4年間住んでいれば、4年間なりの思い出が詰まっていて、懐かしさで胸がギュンってなることもしばしば。
砂糖をジャリジャリ食べてるような甘いケーキにうんざりしてた頃、ここのケーキならいけるよって、日本からの留学生の間で一時的にブームのようになり通いつめた『New Morning Bakery (ニュー・モーニング・ベイカリー)』。
今ケーキを見ると、うん、まあ立派にジャリジャリ甘そうだこと(笑)
ケーキはやめておいて、サラダやクロワッサンなどで朝食を。
これまた懐かしい味、そうそう、チキンサラダには、セロリがたくさん入ってるんだった。
朝食後はコーヒーを、留学当時は無かった、『Tried and True Coffee (トライド・アンド・トゥルー・コーヒー)』にて。
今やCorvallis (コーバリス)に2軒、お店を構え、これからもっともっと近隣の街にも展開していきそうな勢いあるコーヒーショップです。
ここがまた、格別に美味しいんですよ。
留学当時、このお店があったら、間違いなく通いつめてますね。
そして、もう1軒寄りたかったコーヒーショップにも。
『The Beanery (ザ・ビーナリー)』
留学してた頃、学校の図書館のカフェか、この『The Beanery』かってくらい毎日のように通っていた場所。
このお店の良いところって、夜、たまに地元アーティストのライブがあったりして、それがまた「やってまっせ!」感ゼロの自然体の良い感じだったんです。
僕はずっと『The Beanery』みたいな居心地の良い場所を日本でも探していた気がします。
今は自分の住む名古屋に、『MITTS COFFEE STAND』や『TRUNK COFFEE BAR』など、素敵なコーヒーショップに出会えて幸せです。
『The Beanery』のコーヒーのお味は、今やレベルの高いコーヒーショップが続々と登場してるので、まあぶっちゃけ普通なんですが、キッシュは今でも絶品!
10年くらい前にワイフの聖子さんとオレゴン旅行した時も、キッシュの美味しさに聖子さんも驚いていたんですが、今回もそのお味は健在!
いつまでも、Corvallis (コーバリス)を代表する場所として存在していて欲しいお店です。
一旦ホテルに戻り、チェックアウト。
宿泊した『Courtyard by Marriott Corvallis (コートヤード・バイ・マリオット・コーバリス) 』は、まだオープンしたばかりでかなり清潔で、サービスも良い感じだったので、来年の夏のツアーでも、ここに宿泊できたら良いなって思います。
この秋には、ホテルの近くにミュージアムもオープンするみたいだし。
チェックアウト後は、家族全員で再びCorvallis (コーバリス)のダウンタウンへ。
子供達のお目当は、大きなおもちゃ屋さん。
所狭しとおもちゃが並ぶ・・って感じではなく、広々と開放的で、子供はもちろん、大人ものんびり過ごせる居心地良い空間。
絵本を数冊購入し、お次はいよいよ我が母校、『Oregon State University (オレゴン州立大学)』へ!
学校の看板の前で写真撮るのなんて、留学したばっかりの頃以来かも(笑)
「Bookstore (ブックストア)」と呼ばれる、いわゆる大学生協でグッズを大量購入!
・・しようと思ったんですが、家族全員から、「それ、本当にいる?そのTシャツも日本に帰ってから着る?旅行マジックにやられて無い?」と、至極冷静なジャッジをもらい・・思いとどまりました。
そうなんですよね、留学の時のあるあるでもあるんですが、こうやって滞在中のファッションセンスがどんどんユニークなものになっていったんですよね(笑)
キャンパスも全部歩いて回ろうとすると半日以上かかってしまうので、僕がリビング代わりに過ごしていた「MU (エムユー)」という建物へ。
大人が二人寝転んでも大丈夫そうなくらい奥行き深いソファがいくつも並んでいて、実際、勉強に疲れるとこのソファで寝ていました。
ひどい時なんて、このソファの上で3〜4時間くらい。
勉強は確かに大変だったけれど、こういう心落ち着ける環境が整っていて、本当に充実した4年間でした。
振り返ると、良い思い出ばっかりだもの。
本当はキャンパスツアーもサクッとにして、昼ごろまでにはポートランドに到着して、向こうで美味しいランチを食べる予定だったんですが、ここでも急遽予定変更。
お昼ご飯も、大学で食べて行こうってなりました。
あの頃と変わらず、今でも学生たちの空腹を満たす店、『Panda Express (パンダ・エクスプレス)』!
全米展開する中華料理ファストフードです。
味付けがびっくりするくらい濃いんですが、『Panda Express』の代表作、オレンジチキンは甘辛な味付けで美味しくて、よく食べてましたね。
「そういや、寮の食事に飽きた日本人の友達が、お米しか食べたくないって言って、ここの白飯に醤油かけて食べてたな」
とか、くだらなくもほっこりすることを思い出したりました。
大学に通い始めた頃、アレヤコレヤ写真を撮りまくっていて、大学のマスコット、ビーバーの像の前でも写真撮ったなってのを思い出し、息子たちを記念撮影。
20年前のあの頃、ビーバーと同じポーズした自分の子供たちの写真を撮るなんて・・想像もつかなかったことです。
まだまだ名残惜しかったけれど、また来年の夏、『Love It, Portland-Oregon』ツアーで我が母校へやって来ることを誓い、いざ旅の最終地、ポートランドへ。
・・の前に、ずっと行きたかったコーヒーショップが「Salem (セイラム)」って街に1軒あったので、そこにも寄って行きました。
『Archive Coffee (アーカイブ・コーヒー) 』
夜はバーにも変身する、飛び抜けておしゃれなコーヒーショップ。
ふとここで気づく、親父が「RIP CITY」と書かれたTシャツを着ていることに!
「RIP CITY (リップシティー)」とは、NBAチーム、「Portland Trail Blazers (ポートランド・トレイル・ブレイザーズ)」の別称。
そうだった、サイズが大きいからって昔親父にあげたんだった。
まさか、これからポートランドに行くってのに合わせて着て来るとは思いもしなかった。
なんか、現地の人感も半端ないし(笑)
ポートランドに到着すると僕もTシャツを着替えました。
ちょうどこの旅の直前に仕上がった、名古屋のアパレルブランド『DLIVE (ドライブ)』とコラボして作った「Damian Lillard (デイミアン・リラード)」Tシャツ!
ツイッターで知り合った、本職がデザイナーというブレイザーズクラスタのTOMIさんにデザインを依頼し、完成。
かっこいんです。
土壇場の場面になると精神的な強さを誰よりも発揮するリラード選手、その彼が輝く時間帯を「Lillard Time (リラード・タイム)」と言います。
その「Lillard Time」をテーマに創り上げた今回のTシャツ。
DLIVE主催の桜井氏からも、「ウェブサイトに載せたいから、ポートランドと言えばの場所で、現地感たっぷりな写真撮ってきてよ!」とお願いされてました。
となると、やっぱりここでしょ、「Keep Portland Weird (キープ・ポートランド・ウィアード)」看板の前!
ブレイザーズ公式Tシャツ着た親父も一緒に立ってもらって写真撮影。
今からブレイザーズの試合観戦に行こうと思ってた人を呼び止めて一緒に撮ってもらったみたいな宣材写真の完成(笑)
その後、ホテルへ。
今回の長い旅、ラストはちょっと奮発して、ポートランドの高級ホテル『Hotel Monaco (ホテル・モナコ)』にて宿泊。
部屋やロビーのゴージャス具合はもちろんのこと、自転車の無料貸し出しサービスや、ロビーでのクラフトビールやワインの無料提供などなど、サービスも充実。
ちょっと勿体なかったのが、その提供されたサービスのどれも時間を合わせられず享受できなかったこと。
『Hotel Monaco (ホテル・モナコ)』は、ホテルでの滞在をゆっくり楽しむ人向けかもね。
ホテルへチェックインした後、買い物へ。
7月もTシャツを大量購入したにもかかわらず、秋の新作がいっぱいリリースされた『Portland Gear (ポートランド・ギア)』で、再び爆買い。
店員のお兄さん、僕のことを覚えてくれていて、「いつもいっぱいありがとう!」って言って、割引など、かなりサービスしてくれました。
こちらこそ、いつも素敵な商品をリリースしてくれてありがとう!
ゆっくりポートランドの街を歩きながら、次の目的地へ。
『Compound Gallery (コンパウンド・ギャラリー)』
ここはストリートファッションを中心としたセレクトショップ。
実は、僕のインスタをフォローしてくれたアパレルブランドがこのお店の中にありまして、それが、『BroPluto (ブロプルート)』というブランド。
チェックしてみると、可愛らしいタッチの猿が大きく描かれたTシャツなど、キャッチーな作品が多いんです。
「今度夏に行くから、その時に買いに行くよ!」
ってメッセージを送ったら、
「本当か?待ってるよ!」
と、返事ももらったので、行ってきました。
いました、いました、ブランドを立ち上げた、ジョーダン氏!
「以前、あなたのインスタにメッセージを送ったんだけど、今日は日本からTシャツを買いに来たよ!」
と伝えると、すんごい嬉しそうに、
「本当に来てくれたのか!?」って。
「でも、ごめん、実はつい2、3日前に全部商品が売れてしまって・・でも、わざわざ日本から来てくれるなんて・・本当に嬉しいよ。」
と、感慨深げに語ってくれたんです。
これは後日談ですが、ジョーダン氏、どうやらブランドを続けるべきか否かと迷うほど悩んでいたんですって。
でも、僕が「君が作ったTシャツが欲しい!」って言って、日本からやって来たことが、「ブランドが人と人をつなぐ役割を果たす、自分のやってきたことは間違いじゃなかったんだ」と、自信を持つことが出来たんですって。
先ほどアップした二人の写真と共に、このストーリーを彼がインスタで挙げてくれていました。
『BroPluto』のウェブサイトもあるので、チェックしてみてください。
何も偉そうに言える立場じゃないけれど、洋服が好きだって気持ちが強そうなジョーダン氏だからこそ、『BroPluto』、楽しんで続けて欲しいです!
ショッピングの後は、日が暮れるまで散歩を続けました。
夜は「Travel Portland (ポートランド観光局)」のジェフと夕食。
長いアメリカ滞在の最後の夜は・・
ラーメン!(笑)
しかも本格的なね。
日本でもカップラーメンになるほど人気の『阿夫利(あふり)』のポートランド店。
ラーメン以外にも西京焼きなどもあって、これがまた美味しいんです。
テンションの高い息子と、テンションの高いジェフも大の仲良しになり、楽しい楽しい一夜でした。
夕食中、ジェフから、「どれくらいの距離を今回車で走ったの?」と聞かれ、そういやあんまり気にしてなかったけれどもと、あとで確認してみると、なんと、今回の総走行距離、1636マイル!
つまり、キロにすると・・2600キロ以上!!
ワーオ。
我ながら、ワーオです。
走ったねー、駆け抜けたねー。
そして、よくこの旅に付き合ってくれたねー、家族みんな。
かけがえのないものをたくさん得たアメリカ西海岸縦断旅行、「LAX to PDX」だったと思います。
一瞬一瞬の思い出が、「幸せだな」って、こんなにも胸に突き刺さる旅ができたことを心から感謝します、ありがとう!
夏休み、むちゃくちゃ英気を養えたので、お父さん、秋からもっともっとお仕事頑張ります、頑張れます!
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