『スタンド・バイ・ミー (Stand By Me)』の舞台を聖地巡礼!出演者になりきって楽しむ、ロケ地で写真&動画撮影!

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『スタンド・バイ・ミー』のロケ地は、オレゴン州ユージーン近郊の「ブランズビル」!

今まで数百本と観てきた中で、一番好きな映画、『スタンド・バイ・ミー (Stand Be Me) 』。
少年たちが行方不明の死体を探し、街のヒーローになろうとする物語。今でもファンは多く、この映画の舞台となった地、オレゴン州の「Brownsville (ブラウンズビル)」を訪れる人の数も少なくないそうな。
とは言え、今から30年以上も前の映画。今年40歳の僕でさえ、TVの再放送で知った映画なだけに、タイトルすら聞いたこともない若者だっていっぱいいるわけで。
でもね、30人以上のツアーを組んで、訪れちゃったわけですよ、この街に。メインストリートが1本あるのみで、誰が新参者でとか、街行く人が全員顔見知りの小さな小さな街に。映画観ていなきゃ何を楽しんだら良いのやら(失礼!)ってくらい、まず観光で訪れることはない街かな。
でもね、映画の大ファンからしたら、街の至る所が心に刻まれている場所なんです!

死体探しから帰ってきた少年たちが渡った橋を背に、全員で記念撮影。
太っちょバーンがペニーを拾った道路、メガネのテディが家に帰って行った坂道。映画をエンディングから逆回しするかのように、ワンシーンワンシーンを辿って行く。
今回の『スタンド・バイ・ミー』ツアーを手伝ってくれたのは、オレゴン在住歴40年以上の柴田さんと、ブランズビルの町内会のリンダさん。
お二人の事前のアレンジのおかげで、普通では入れない誰かの”所有地”にまで足を踏み入れ、写真を撮ることが出来ました。
スタンド・バイ・ミー』と言えばのツリーハウス。残念ながら、もうツリーハウス自体は無いけれど、あの立派な木は健在。ただ、結構な丘の上にあるもんだから、ここに行くまで相当な坂道を歩いております。バーンがあれだけ息切れしてたのも納得よ。

『スタンド・バイ・ミー』と言えばの線路・・はもうないけれど、線路じゃないからこそ歩けるトレッキングコース!

街を離れ、今度は、少年たちが歩いたあの線路のあったトレイルへ。
線路がもう無いのは残念だけれど、ある意味、線路じゃないからこそ、こうして同じ道をゆっくり写真を撮りながら歩けるんだよね。
少年たちのコスプレをしたメンバーで映画と同じようなポーズで記念撮影。一人では絶対にできなかったこの再現シーン。そして、被らないように、それぞれ違う衣装を用意する。ツアーのリピーターの皆さんの「遊び心」と「気配り」と「エンタメ精神」が炸裂したシーンでもあります。
このシーンを再現できたこともだけど、むしろそっちに感動。。映画の裏方、監督役もいたしね(笑)

歩けど歩けど続く自然遊歩道。散歩したりランニングしたり自転車乗ったりする地元の人たちともすれ違いながら、ゆっくり楽しむ。
「ロリポップ、ロリポップ、ローリロリロリ」「ポンッ、ボボンボンボン」映画の撮影さながら、何テイクもやり直しながら、動画撮影したりしてね。
21時~22時くらいまで明るい夏のオレゴンの夜で、夕暮れを見ようと思ったら、21時半くらいがベストなタイミング。頃合いをみて、夕暮れ時にこそ行きたい場所へ。それが、「Dorena Lake (ドリーナ・レイク)」。今販売されている『スタンドバイミー』のDVD・ブルーレイのジャケットにもなっているシーンの場所です。
遠目からうっすら暗くなったレイクをバックに4人の少年がただ、黙々と歩いているシルエットを映し出したシーン。柴田さんの絶妙な時間配分のおかげで、まさにこのシーンと出会えました!これだけは、ただ場所に行くだけではダメで、全ての条件が揃わなければ出会えなかった。柴田さん、本当にありがとうございます。

今まで誰も知ることがなかったであろう、『スタンド・バイ・ミー』の裏話!

『スタンド・バイ・ミー』ツアーは、ここで終わらない。翌日も朝からバスで移動し、とある道路へ。
そう、ここは『24』でおなじみ、キーファー・サザーランド(不良の役)が、対向車が来ているにもかかわらず、正面衝突ギリギリのところまで車を走らせるという肝っ玉試しのあの道路。同じ道路を、何度も何度もバスを走ってもらいながら、キーファーが見たであろう景色を楽しむ。

続いて向かう場所は、一体どこなのか、何故かはっきり教えてくれない柴田さん。
「とりあえず、細い道に入って行くと思うんですが、ついて来てください」30人乗りの大きなバスが民家ひしめくネイバーフッドへ入って行く。
すると、そこにあったのは、フェンスで囲まれた、ジャンクヤード・・4人の少年が旅の途中、お昼休憩をとり、家主に見つかり犬に追いかけられたあのジャンクヤード!何度か聖地巡礼している僕ですが、ここに来たのは初めて!柴田さんも、これだけの大人数だから連れてくるのはどうかと思って迷っていたらしいんですが、一目だけでも見せられたらと連れて来てくれました。

すると、そこにゴルフカートに乗った恰幅の良いおじさんが。大きなバスがフェンスの前に停まっているので、少し訝しげに見ています。
柴田さんが事情を説明しようと話しかけると、なんと、このジャンクヤードのオーナーさんだとか!しかも、半年くらい家を空けていて、たまたまこの日、BBQをやるからと、薪を取りに5分だけここに立ち寄ったそうな!そんなタイミングで、偶然現れます!?

柴田さんが丁寧に日本から『スタンド・バイ・ミー』のファンがわざわざここまで遊びに来て、それぞれのシーンを巡っているんだと説明すると、「懐かしいなあ、俺が18歳の時にあの映画、ここで撮影されたんだよなあ。」と、まさかの映画撮影時に、このオーナー、撮影現場を見ていたことも判明!!
少年4人のうち、二人はフェンスを飛び越えることができたけど、後の二人は運動神経が鈍くて飛び越えられなくて、俺の一番下の妹が代わりにスタントやったんだよ」とんでもないエピソード、キターーーーーーー!当時の撮影現場にいた人以外、きっと誰も知らないトリビア、キターーーーー!!!!

さらに、彼の元奥さんは、僕らが昨日訪れたツリーハウスのあの土地の所有者と再婚したとか、なんかもう『スタンド・バイ・ミー』でぐるぐる繋がるミラクルな話ばかりで、頭が混乱してしまいました。混乱した頭のまんま、ジャンクヤードに入れてもらって、主人公のゴーディが犬に追いかけられて必死で走ったように、興奮抑えきれず、僕もダッシュさせてもらいました。きっと、きっとだけど、あの場所で映画と同じように走った日本人は僕だけです(笑)

ただのロケ地巡りではなく、すんごく深いところで、『スタンド・バイ・ミー』と繋がれた瞬間でした。。。一つの作品を深く深く愛すると、こんな日がやってくるんですね。。。最後は、ゴーディが食料品を買い出しに行ったお店の跡地を拝み、この『スタンドバイミー』ツアーも終了。『スタンド・バイ・ミー 』まさにタイトル通り、ロケ地巡りをしている間、4人の少年たちや当時の撮影クルーたちがずっと側にいて、僕らを歓迎してくれているかのような旅でした。

 

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